仏像5 -butsuzo's five-
『文殊菩薩』さんを紹介します。
戦隊モノは5人がスタンダード(すでに意味不明です)
4人の従者と5人でユニットを組んでいて、
『文殊菩薩』(もんじゅぼさつ):左手に経巻、右手に剣を持ち獅子に乗るリーダー
『優塡王』 (うでんおう) :獅子の手綱を引くおっちゃん
『善財童子』(ぜんざいどうじ) :合掌する子ども
『仏陀波利』(ぶっだはり) :宝珠と錫杖を持つ初老の僧侶
『最勝老人』(さいじょうろうじん):帽子を被り仙杖を持っているおじいちゃん
『文殊五尊像』と言われたりします。
↑ 『文殊菩薩』
↑ 『優塡王』
↑ 『善財童子』
↑ 『仏陀波利』
↑ 『最勝老人』
4人の従者には、
子どもからおじいちゃんまでキャラクターも様々でなかなかの編成。
彼らが、体を張って怪人を倒してくれるから、
私達は平和に暮らせているのでしょうね。(笑)
「ありがとう!『マンジュシュリー』!
(文殊は古代インド語からマンジュシュリと言われているようです)
がんばれ!『マンジュシュリー』!
今日も世界の平和を守るのだ!
戦え、我らの『仏像戦隊マンジュシュリー』!」
(どんどんヘンな世界に入って行ってる気が……)
『文殊菩薩』さんは
以前紹介した『釈迦三尊像』としても、
『普賢菩薩』とコンビで『釈迦如来』の脇をかためユニットを組んでいましたが、
ソロ活動もしています。
『文殊菩薩』さんの人物を水戸黄門に配すると分かりやすいかなと思います。
(ホンマかいな?)
(戦隊モノの次は、時代モノかい!)
『釈迦如来』は、「黄門さま」で
女性を救済する 『普賢菩薩』は、女性好きを共通点として「助さん」に、
仏法や経典を広める為、経巻を持ち諸国を巡っていた 『文殊菩薩』は、
印籠を保管していたしっかりものの「格さん」に。
⇒「光圀三尊像」
『文殊菩薩』に従う4人は、
実は「助さん」に従っていた(という設定にしておいてw)バラエティ豊かな人達、
「うっかり八兵衛」、「かげろうお銀」、「風車の弥七」、「拓殖の飛猿」。
⇒「格之進五尊像」
すみません、
やっぱり、水戸黄門で例えたことで、
余計にややこしくなったかもしれません(爆)
『文殊菩薩』が知られているのは、
「三人寄れば文殊の知恵」
このコトバかと思います。
『お釈迦さん』に代わって説法をしたくらい賢い。
獅子に座っているのは、
『華厳経』に「蓮華蔵獅子の座に座っている」と書かれていることからのようです。
インドでは象並んで神聖な生き物の獅子に乗ってますし、カッコいいです!