tomitomitomiyanのブログ

中国と関わっていたこともあり、日本と中国の文化(習慣、コトバ‥など)を中心に好きなコト、気になるコトを話していければと思ってます。

仏像13 -bustuzo's thirteen-

虚空蔵菩薩』(こくぞうぼざつ)さんを紹介します。

 

十三参り

 という習慣が、毎年京都の嵐山で行われます。

法輪寺に祀られているあの方をお参りに行き、智慧を授かります。

それが、ジョージ・クルーニーブラッド・ピットジュリア・ロバーツ……って「オーシャンズ13」かいっ!(いい加減もういいって)「オーシャンズシリーズ」が続く限り、こちらも続けます(爆)

このネタで3回引っ張ってるし……

 

http://blog.hatena.ne.jp/tomitomitomiyan/tomitomitomiyan.hatenablog.com/edit?entry=6653458415123645849 

 ↑ 「オーシャンズ11

 

 http://blog.hatena.ne.jp/tomitomitomiyan/tomitomitomiyan.hatenablog.com/edit?entry=6653458415123825133

 ↑ 「オーシャンズ12

 

「仏の顔も三度まで」とは、このことが由来になっています。

すみません、ウソだらけです。

 

改めて、「十三参り」のことですが、

数えで十三歳になった子どもが、法輪寺にお参りして、本尊の『虚空蔵菩薩』さんに智慧を授かります。帰りには渡月橋を渡るのですが、橋を渡りきるまでは、決して法輪寺の方を振り向いてはいけないという習慣です。振り向くと授かった智慧が失われてしまうというもの。もともと、縁日の旧暦三月十三日だったのが、今は、四月十三日に行われています。

 

つまり、『虚空蔵菩薩』さんは、智慧、記憶のご利益のある菩薩さんです。

 

f:id:tomitomitomiyan:20151008184929j:plain

 ↑ 『記憶戦隊コクゾーマン』 右からコクゾーグリーン、コクゾーイエロー、

  コクゾーレッド、コクゾーホワイト、コクゾーパープルになります。

  (失礼しました)

 『五大虚空蔵菩薩』さん達です。

 

広隆寺の『弥勒菩薩』さんがマイ仏像ランキング第一位なんだ」なんてことをうっかり言ってしまった日には……

「1994年8月16日20時21分12秒送り火の鳥居形に火が灯されて始めた時に、あたしのこと最高に素敵って言ってくれたじゃない!あれはウソだったの?」なんて、細かく記憶している『弥勒菩薩』さんに詰め寄られたりします。(「おいおい、いったい何年前の話だよ、しかもそんな秒までしっかり覚えてるってぇ」とココロの声が漏れてくるほど詳細に覚えています)ですので、みなさまくれぐれもお気を付けくださいませ。

……すみません、そんなことはありません。(爆)

 

とにかく、記憶を授けてくれる『弥勒菩薩』さんです。

「ノウボウアキャシャギャラバヤ オンアリ キャマアリボリ ソワカ

を『弥勒菩薩』さんの前で100日間100万遍唱えると記憶力アップ出来るそうです。

 「求聞持法」という方法で、空海さんは青年時代にこれをマスターしています。

(ちなみにこれは『虚空蔵菩薩』さんの真言でもあります)

 

「 コクゾーさん記憶を授ける!」

(なんかレッドブ〇のCMみたいですが……)

 

プロフェッショナルになるには、鍛錬、取り組む時間が10,000時間かかるとか言われたりします。やっぱり出来るヒトは(見える見えない関わらず)自分を高める努力をコツコツやっているんですよね。

天才と言われた空海さんでさえも、100万遍も「求聞持法」を唱えていたわけですから。天才も努力が積み上がって出来ていくものなんでしょうね。

 

そんな『虚空蔵菩薩』さんが、仏像に興味を持つきっかけ、だったと記憶しています。

何年何月何日何秒だったかは覚えていませんが…… (笑)