大徳寺
夏になると大徳寺を思い出します。
2011年夏に訪れました。
大徳寺は、京都にある臨済宗大徳寺派の総本山で、一休さん、織田信長、豊臣秀吉、千利休のゆかりのお寺です。
大徳寺には、お寺の住職などに敬意を表して設けた塔頭というものを23有しています(数には諸説あります)。またこのお寺は豊臣秀吉が織田信長の葬儀を行ました。さらに、関係の深かった千利休を切腹させた一因とされる三門があります(楼上に自像を置いたことで(利休の足の下を秀吉がくぐって門を通る格好になるので)秀吉の怒りを買った)。そういうことに思いを巡らせて拝観するとまたじみじみと歴史を感じます。
奇しくも私が訪れた2011年は東京都知事選挙がありました。
石原都知事の不出馬宣言を受け、有力後継者の松沢神奈川県知事が確実視されていた3期目の県知事選挙を蹴って都知事選挙に立候補。しかし、事態は急転、石原都知事が4選目の出馬表明により辞退し結局石原都知事の4選が決まりました(今となっては懐かしいですが)。
都知事選模様がどうしても大徳寺にオーバーラップしていました。
「東京都の変」
物語:東京都知事選挙出馬の顛末
時代:安土桃山時代⇒2011年
場所:大徳寺⇒東京都(23区を有する)
人物:織田信長⇒青島幸雄元都知事
(これ叱られますね)
話は変わりますが、松沢元神奈川県知事の同胞である上田清司埼玉県知事は、自分で定めた条例に反して4期目の出馬を表明しています。8月の選挙でどうなるかいろいろと考えさせられます。また歴史が……