目標とする呂蒙
呂蒙は、武力さえあればいいと学問を馬鹿にしていたところ、自国(呉)のボスの孫権に勉強の大切さを教えられて以降、自ら進んで知力を付け、大化けした人です。
この呉の国のブレーンの魯粛という人が久しぶりに呂蒙に会って話をしたところ、彼の考えの深さに驚いたといいます。
それに対して、呂蒙は、
「士別れて三日、即ち当(まさ)に括目(かつもく)して相待(たい)すべし」
(日々鍛錬しているものは、三日会わないでいると、その間に驚くような進歩を遂げている)
と答えました。
呂蒙、格好良すぎます。
コツコツと着実に知識を蓄え知恵を付け成長し、文武両道のヒトになっていった
呂蒙、格好良すぎます。
同僚の甘寧と凌統の不仲(甘寧は凌統の父を討ち取っている為)を仲裁しています。
呂蒙、格好良すぎます。
蜀との領土問題の時は、スーパースター(のちに中国の神様になる)関羽を打倒することになるのですが、まだ無名だった部下の陸遜を立てて功績を譲っています。(陸遜は呉を支える武将に成長します)
呂蒙、格好良すぎます。
打倒した関羽の持っていた金庫には手を付けないでボスの孫権に渡しています。また、自分のチームの規律違反には厳しく、統治下は介護医療に力をいれて善政を敷いています。
呂蒙、格好良すぎます。
魅力的なボス(孫権に啓発され隠れた才能、能力を伸ばした武将は多くいるので、孫権にはコンサル能力があったのかもしれません)がいたのは一大要因でしょうが、日々自分を成長させていったことで知力体力を整え、同僚の仲違いを仲裁したこと、部下を立て成長させたこと、また、自分やルールに厳しく、ヒトに優しい。そんな呂蒙には憧れます。
呂蒙は、ヒトに対する想いがあったからこそ自分を成長を続けられたんじゃないかなと思っています。
大好きな武将であり、目標にしているヒトの一人です。
「士別れて三日、即ち当(まさ)に括目(かつもく)して相待(たい)すべし」
背筋が伸び、活力を与えてくれる大切なコトバです。