tomitomitomiyanのブログ

中国と関わっていたこともあり、日本と中国の文化(習慣、コトバ‥など)を中心に好きなコト、気になるコトを話していければと思ってます。

アルよ

「陳さん、東京駅で降りればいいんだよね?」

「そうですよ」

「……」

 

あれ?

不思議に思って質問してみました。

「『○○アルよ』って言わないの?」

「なんですかそれ?言いませんよ」

「……」

言わないみたいです。

 

他の友人にも聞いてみました。

「張さん、『○○アルよ』って言う?」

「言わないです」

「……」

う~ん、言わないみたいです。

 

「劉さん、『○○アルよ』って言う?」

「あははは、言わないですよ」

「……」

やっぱり、言わないみたいです(汗)

 

 あれれ?

日本語を話す中国のヒトのマネをする時になんで『○○アルよ』言うんだろう?

 

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北京語に『アール化(儿)』という特徴があります。

 

 標準語:一点(yi4 dian3)(イーディェン)

 北京語:一点儿(yi4 dianr3)(イーディェアー)

 意味:「ちょっと、少し」

 

 標準語:聊天(liao2 tian1)(リィァォティェン)

 北京語:聊天儿(liao2 tianr1)(リィァォティェアー)

 意味:「おしゃべり、話をする」

 

単語の後ろに”r”の音が付きます。

 

 

中国のヒトが『○○アルよ』とは言うのは、この『アール化(儿)』が変化、もしくは、モジッて作られたのかもしれません。

 

そんな風に思いました。

 

きっとそうアルよ。