SKB28
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(S)千手(K)観音(B)菩薩の略です。
(すみません、そんなふうには言いません)
千手観音菩薩についての話をしていこうと思います。
観音さまの代表格の千手観音は、千本の手で人々を救ってくれます。
とはいえ、ほとんどの千手観音の手は42本で作られています。
メインの2本の手(だいたい合掌しています)と40本の手からなっていて、
メイン以外の40本の手は、1本につき25人を救済してくれると言われます。
40本x25人=1,000人になります。
なので、合計42本の手で千手を表現しています。
見た目も豪華で強そうです。
掌には目もついているので、
「千眼千手観音菩薩」とも言われます。
眼は、「智慧」を
手は、「慈悲」を
表しています。
また、その慈悲の大きさから「蓮華王」とも言われています。
「蓮華王」と聞いて思い出すのは、「三十三間堂」です。
「三十三間堂」の正式名称は「蓮華王院」。
そう思うと、「三十三間堂」に千体の千手観音が祀られているのも納得しちゃいますね。
「三十三間堂」やっぱり圧巻です。テンション上がる場所の一つです。
それから、 『千手千眼観自在菩薩広大円満無礙大悲心陀羅尼』
略して『大悲心陀羅尼』(だいひしんだらに)
というお経があって、特に禅宗のお寺で読まれます。
「千手観音菩薩」が安置されているお堂を「大悲殿」というのもこのお経から来ているのだと思います。
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(28)は、千手観音菩薩の眷属、
つまり、千手観音菩薩の部下達のことで、二十八部衆と言います。
28人の部下を率いる一大勢力を誇る千手観音グループ!
部下のメンツも、那羅延堅固(仁王阿形)さんや密遮金剛(仁王吽形)さん、
阿修羅王さん(この方は八部衆というグループも結成しています)など。
千本も手があるだけでなく、強そうな部下が28体も!
とても強そうです!
二十八部衆については、また、機会をみて話したいと思います。
SKB28!
千手観音菩薩を見る時、そんなことに思いを馳せるとまた仏像めぐりが楽しくなると思います。