自分の好きな仏像
仏像って失礼な言い方ですが異形です。
でも好きなんですよね。
主に木造の仏像が好きです。
顔が3つやら14個やらたくさんあったり、腕が4本やら6本やらたくさんあったり、現実にはありえない姿をしているのにも関わらず、各パーツは実在するかのようにリアルに作られているトコロに魅了されてしまいます。
「こういう腕のヒトいるよな」とか
「足の血管まで彫られている」とか
「衣類のよれ具合、質感が出ているな」とか
細かいところにもチカラが注がれているので、その注意力と技術力に惚れます。
実在しているんじゃないかと思うくらい全体的に調和が取れている姿を見ると、もうたまりません。
キメ細かなコトの積み上げによって大きなひとつの作品を作り上げていることに魅かれているのだと思います。仏師(仏像製作者)の仕事ぶりにもほれぼれします。
小さなコト、ちょっとしたコトでも、
小さなコト、ちょっとしたコトから、
細かに丁寧に行うことで、イイモノ、イイコトが出来るんだろうなと思います。
……仏像を美術品と見ている失礼なヤツです(爆)
見ている仏像はお坊さんによって魂が込められてるし、参拝に来ている方々の想いを受けてます。またその時間によって今の姿になっているので、それらのことを想像すると仏像に興味が湧いてくると思います。さらに、それらの背景を知っていくことでますます興味が深まると思います。
参拝の機会があったら、仏師の仕事ぶりを見たり、お寺のこれまでの時間を想像してみることをおススメします。どこかのお寺にきっとお気に入りの仏像との出会いがあります。