地元のおっちゃん~メガネ屋編~
中学時代からずーっとお世話になっている地元のメガネ屋さんがあるのですが、
ここのおっちゃんがスゴ腕の持ち主でありながら変で面白いんです。
独自にデータを取っていて、カルテのようなものを付けています。
(カルテには見えませんが、おっちゃんのデータベースがあります)
そこに数値化されない経験を加え、目の状態を把握してメガネを作ってくれます。
なので、メガネを作るのにいろんな検査をしますし、細かく調整していきます。
たとえば、
視力が、1.2でも、「U」(こんな形の)を「上」と答えるのは1秒かからないのに、
「C」(こんな形の)を「右」と答えるのには1.5秒かかったとしたら、
横の空きの識別が弱いのかなと気にかけて、
検査を続けていき、状況を確認して、メガネを調整しているとのことです。
ちょっとした変化を見逃さないところが興味深いです。
「メガネに目を慣らせることはせず、
目に合ったメガネを作ってくれる」
おっちゃんを信頼しているので、
メガネが必要な時はいつもお願いしています。
おっちゃんという職人によって、
レンズは細かな調整がされて、その人専用に作られます。
作るだけで終わりでなく、
使用している内に自然と歪んだり、
踏んづけて歪ませてしまっても調整をしてくれますし、
アフターフォローも充実しています。
(調整は無料でやってくれます)
無料なのに申し訳ないなと思いながらもしょっちゅう調整してもらってます。(爆)
スゴイことに、調整は、ほぼ一発で完了します。
「こんな感じで……どう?」
「あ!バッチリです!」
恐るべし職人技!
一見すると簡単そうに、自分の目と自分用のメガネがフィットするように調整してくれますが、蓄積された知識と知恵と技がキラリとヒカリます。
「あれ?すごくラクにすっきり見える」
本当に体験してもらいたいくらいです。
そんなおっちゃんだからこそ高くてもお金を払ってメガネを作ってもらってます。
↑ 最近巷で話題のメガネスライム!ウチにも来ました!
(ウソです!そんな話題ありません。すみません)
おっちゃんには、昔から
「分からなくてもいいから、とにかくホンモノを見ることが大切」
と言われていました。
自分のカラダに(目から)ホンモノを通すことで
自分を養う、育むことが必要なんだろうなと思います。
それって、習うことは出来ないし、体験からのみ得ることが出来るモノだと思います。
職人気質!
そんなおっちゃんとは、
天候の話やら、政治、国際情勢、宗教の話などもします。
お客さんが来たら終了しますが、話し込むと2時間いたりします。
おっちゃんは「変なお店でごめんね」と言います。
自分は、すかさず「知ってます!」と答えて、いや、ツッコんでおきます。
でも、お店に気圧計が置いてあるのはやっぱり変です。
しかも、今は2代目。
絶対変です。(笑)