tomitomitomiyanのブログ

中国と関わっていたこともあり、日本と中国の文化(習慣、コトバ‥など)を中心に好きなコト、気になるコトを話していければと思ってます。

お気に入りの仏像

仏像が好きで見に行ったりするんですが、最初に紹介したいのが(今後もとりあげようとしている(爆))、

京都の三千院、往生極楽院にまつられている『勢至菩薩』です。

~~京都ぉ~大原、三千院っ……♪~~

の歌に出てくるあの三千院の仏像です。

 

仏像を見に行くのは、信仰心からではなく、「かっこいい!」「きれい!」「すごい!」そんな理由です。なので、かなり失礼な発言や表現があるかもしれません。(そういう見方をしている時点で無粋な話なのですが……)

 

せっかくなので、『阿弥陀三尊』のメンバーをざっくり紹介してみます。

阿弥陀三尊像』として3人のグループで活動をしています。

ユニットリーダーの『阿弥陀如来』(アミダさま)は「あ~極楽極楽」でおなじみの極楽浄土にいて悪人も救ってくれる方で、

リーダーを支えるメンバー(脇侍)の『観音菩薩』(カンノンさま)は慈悲によって救い、気づきを与えてくれる方で、

同じくメンバー(脇侍)の『勢至菩薩』は智慧の光によって恐れや煩悩を取り除いてくれる方です。

勢至菩薩』は、『観音菩薩』と双子のようにそっくりな仏像です。違いは、頭についている水瓶と呼ばれるビンがあるのが『勢至菩薩』で、化仏と呼ばれる小さな仏像(ミニ阿弥陀如来)があるのが『観音菩薩』です。リーダーへの愛と支持をここまでカラダを張って出来る『観音菩薩』はメジャーになっているのかもしれません(すみません、冗談です。カンノンさまはコビを売ってメジャーになっているわけではありません)それに引き替えマイナーな『勢至菩薩』は、いつも『観音』さまの相方とか、『観音』さまじゃない方とか言われてちょっと可哀そうです。

 

三千院の『勢至菩薩』はそのフォルムもさることながら、表情もおだやかで、時間を忘れるほど見入ってしまいます。お坊さんに断って4時間くらい居座らせて頂きました。あと、こちらの仏像は日本に10体ほどしかないといわれる大和大変珍しい座りをしています。

大和座りは、正座から膝立ちに向かう途中の姿で立ち上がる時の「よっこいしょ」の「よっ」のタイミング(←わかり難いたとえ(爆))で止まってます。あぐらをかいている姿勢より、早く助けてくれます。「今、助けに行きますよ」の瞬間です。(やっぱりわかりにくい……)

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かなりおススメの仏像なので、機会があれば是非会いにいってみてください。