tomitomitomiyanのブログ

中国と関わっていたこともあり、日本と中国の文化(習慣、コトバ‥など)を中心に好きなコト、気になるコトを話していければと思ってます。

仏像8 -butsuzo's eight-

八部衆

 『天竜八部衆』とも言うグループを紹介します。

 

メンバーを紹介。

興福寺での交代メンバーは「⇒」で紹介しています)

 

1)「天」:超人的なチカラを持っている鬼人

 ⇒「五部浄」(ごぶじょう):象の頭を乗っけてる

・鬼スーパーマン

 

2)「竜」:水中に住んでいて雨を呼んで豊穣をもたらす

 ⇒「沙羯羅」(さから):蛇を神格化

・スネークマン1号?

 

3)「夜叉」(やしゃ):森に住んでいて人に害を与える凶暴な鬼神

 ⇒「鳩槃荼」(くばんだ):鬼神

・凶暴なトトロ?

 

4)「乾闥婆」(けんだつば):音楽の神、獅子冠をつけている。

劇団四季のライオンキング?

 

5)「阿修羅」(あしゅら):戦闘の神

 

6)「迦楼羅」(かるら):毒蛇や害虫を食べてくれる鳥の王ガルーダ。人身鳥頭。

・チキンキング?

 

7)「緊那羅」(きんなら):美声の歌神

・歌姫?

 

8)「摩睺羅伽」(まごらか):蛇神

 ⇒「畢婆伽羅」(ひっぱから)

・スネークマン2号? 

 

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中でも、阿修羅さんは有名かなと思います。

3つの顔

6本の腕 

 

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阿修羅さんを紹介したいと思います。

 

『阿修羅さんが行く!』

~~ 第一話「阿修羅ココロ砕かれる」の巻~~

 

正義の神様アスラ=「阿修羅」さんは、

最強と言われる神様インドラ=「帝釈天」に娘を奪われてしまいました。

激怒した阿修羅は以降、帝釈天とずーっと戦いをしていくことになります。

(そりゃ怒りますよ!

 女好きで有名だった帝釈天に奪われてしまったのですから……

 「娘の幸せ」を奪われ、「娘の為」に戦いに走ったのです)

娘と帝釈天は仲良く幸せに生活を送っていくことになったのですが、

それでも怒りが収まらない阿修羅は戦いを止めませんでした。

(正義を違うカタチで振りかざしてしまったのかもしれせん。

 「娘の幸せ」を思えば、「娘の為」に戦いを止めることではないかと思いますが、

 「自分の感情」を正義の拠り所にしてしまったのかもしれません。

 「あいつの悪を叩かねば」(帝釈天の女たらしを叩き潰してしまわないと)とか、

 憎しみ、妬みに対する感情を正義と置き換えていたのかもしれないなと……)

そして、ついに天界から追放されて人間界と畜生界の間に落とされてしまいました。

それが修羅界となり、阿修羅さんは戦いに明け暮れる悪神になってしまいました。

(このくだりを書いていて、ハッとなりました。

 自分も気を付けないといけないなと……

 結果にコミットしていれば、阿修羅はこんなことにならなかったかもしれません。)

------続きはCMの後------

 

~~CM~~

インドで話題の『阿修羅三尊像』が遂に日本上陸!

ダダーーン!!

阿修羅好きのあなたも!

そうでないあなたも!

買い物のついでに見てみてください!

なにか聞こえてくるかもしれません!

聞いてみてください、阿修羅のココロの声を!!

!!ジャジャ―ン!!

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すみません、ふざけすぎました。。。

※そのような三尊像は存在しません。

 

『阿修羅さんが行く!』

~~ 第二話「阿修羅ココロ動かされる」の巻~~ 

 

卑屈になって、悪神になってしまった阿修羅は、

お釈迦さんが大衆に説法をするのを邪魔する為、

みんなが感動するところを狙って騒ごうとその期を伺っていました。

しかし、説法を聞いているうち、聞き入ってしまい、

ついには、改心してしまいました。

以降、仏法に帰依することになりました。

(なんともまぬけ?な結果、

 いやいや、なんとも人間的だし、感動的な話だなと思います。

 「いつでも、早晩関係なく変わることが出来る」

 ということを言わんとしているだろうなと思いました)

 ------おしまい------

 

そんないきさつもあってか

八部衆』は、

「釈迦如来」の部下として「釈迦如来」を守っています。

 

また、『八部衆』は、

「千手観音菩薩」の部下として

二十八部衆』というユニットにも参加しています。

http://blog.hatena.ne.jp/tomitomitomiyan/tomitomitomiyan.hatenablog.com/edit?entry=8454420450106001264

 

仏像人気に火をつけてくれた 仏像のスターの一人?ではないかと思います。