初胃カメラを飲んで、看護師さんの呼吸の伴走のありがたさを知り、支え、応援のありがたさを再認識しました。
初めて胃カメラを飲みました。
数名の友人から胃カメラの辛さは聞いていました。
でも、それもひとつの経験と想うことにして、検査当日を迎えました。
胃の活動を抑えるクスリを飲んだり、
ノドの麻酔をするのにゼリーを含んだり、
筋肉を緩める注射を打ったり、
呼吸法の練習したり、
検査中空気を入れるので、げっぷしないようにと注意を受けたり、
なかなか緊張を高めてくれる演出です。
(演出ではなく、段取りです(爆))
友人たちからもいろいろビビらされてたけど、なんとかなるだろうと思っていました。
「おえっ!」
考えが甘かった……
始まってすぐ、ツラくてわけがわからなくなりました。
看護師さんに「ちゃんと呼吸してください」と、言われ……
「えええ、呼吸してるつもりなんですけど」と焦りつつ、もっと意識的に呼吸をすることに。
「チカラを抜いてくださいねぇ」などと言われても、もうチカラを入れてるんだか、抜いてるんだか分からない。
ひとりの看護師さんの「すってぇ~、はい、はいてぇ~」の呼吸の伴走はありがたく、意識のほとんどはこの掛け声に向かっていました。
「早く終わってくれ~っ」と思っていたら、
看護師さんが「画面見てくださいねぇ」と声を掛けてくれます。
「そんなこと言われてもぉ~」と思いつつ、
画面に目を向けるも、余裕が無く呼吸に集中する為にすぐ目をつぶってしまいました。自分の体内を見れる貴重な体験なのに……こんなに余裕が無くなるとは思いませんでした。(爆)
追い打ちをかけるように、空気を入れるのでげっぷしないように我慢してとの注意がありました。
「ひ~~~」とココロで叫んでいると、
「あれ?」先生がぽつりと聞きたくない一言……
「体内に何か異常が見つかったのかな」と思っていたら、
「空気漏れてない?入っていかないよ。」なんて言ってるじゃないですか?!
「ひぃ~~~!」
先生と看護師さんのやりとりが始まり、しばらく待機……
「早く終わって欲しいんですけどぉ~~~」とココロで叫んでしました。
そんな状態で、漏れながらも空気は入って来たので、時間はかかりましたが、なんとか検査は終了。
終わった時は、ヘロヘロ。(←弱っ)
幸いなことに、異常は無く、問題無いとのことでした。
ひとまず、良かった。。。
終始パニック状態で、しんどかったです。みんなが言っていた通りだと思いました。比べてはいけないでしょうが、病と闘っている方々を想うと胃カメラで「ツライ」なんて言ってはいけないのかもしれないなと思いました。(やっぱり「ツライ」ことは「ツライ」ので、小さな声で「ツライ」と言わせてもらいます)
そして、「すってぇ~、はいてぇ~」とずっと呼吸を促してくれた看護師さんに感謝です。あの掛け声のお陰で検査に耐えられたのですから。検査前は自分で出来るから助けなんていらないよと思っていましたが、とんでもない自惚れ?でした。助けがなかったどうなっていたか……ちょっとコワイです。
人生を歩むことにも当てはまるなと思いました。
「自分の足で歩けるよ」と思っていても、そっと伴走してくれるヒトや応援してくれるヒトがいるからこそ、そこにいて、さらに歩を進すめることが出来ることに気がつきます。感謝ばかりです。
もうしたくないですが、
支えてくれるヒト達がいるから今の自分が存在していることに気がついた貴重な体験でした。そして、自分もそっとヒトを支えることが出来る存在になりたいと思いました。