『観音』さまこと『観音菩薩』~名前と住処~
仏像の中でも、メジャー中のメジャー『観音菩薩』を紹介します。
『観音』さまです。
『〇〇観音』という『観音』さまはたくさんいます。
「地名」+『観音』は多いと思います。
すぐそばまで来てくれて助けてくれることから、
多くの人に受け入れられ、各地で馴染でいったのだと思います。
「どこでも馴染んで、ヒトのココロに溶け込んでいく」
このチカラ欲しいです(笑)
でも、それは『観音』さまが、ヒトに寄り添って親身になってくれることからこそ、多くのヒトが信頼を寄せ救いを求めてしまうのでしょうね。
『観音』さまは、『観世音菩薩』、『観自在菩薩』とも言われ、『補陀落』という世界に住んでいます。
救いを求めているヒトのモトへ訪れてくれる、つまり、
「call on」((ヒト)を訪問する) の音を観て、『観音』と名付けられました……
失礼しました。そんなことはありませんね。(爆)
「観」=聞く
「世」=世の中の人々
「音」=声
⇒「世の中の人々の声を聞く」
⇒「人々の苦しみや悲しみ、さらには願いをよく聞いてかなえてくれる」
慈悲の仏像です。
ここから『観世音菩薩』と言われています。
そして「観自在」、どこかで聞いたことがありますねぇ……
そーです、『般若心経』です。
「観自在菩薩行深般若波羅蜜多時……」
『観音菩薩』の功徳について説かれているお経なので、最初に『観自在菩薩』が登場します。
『補陀落』についてですが、『腐堕落』ではないのでお気を付けくださいませ。(爆)
~♪ 腐ったこの社会で 堕落したオレは
絶望と孤独の中 魂の雄叫びをあげる
Call on Call on 自在に時代を
Call on Call on 自由に羽ばたけ
灰色に滲んだ……
「B's」(ボサツーズの略)(←のネーミングがあまりにもダサイので略しているみたいです)っていう2人組が、『補陀落』っていうトコロで結成されて、『腐堕落』っていう歌を熱く歌っていました。
なんだこれ?(こんな歌詞はありません)
すみません、大変失礼しました。。。
輪廻転生している(と言われる)チベットの法王ダライ・ラマは『観音』さまの化身とも言われてます。彼が住んでいるのは「ポタラ宮」。『補陀落』を梵語では「ポタカラ」と言います。
『補陀落』は、南方海上の山と言われています。
インドでは、インド半島南端部の山が、
日本では栃木県日光の二荒山(ふたらさん)が、
『補陀落』という説もあります。
この三か所のどこかに訪れる時は、『観音』さまの存在を感じてみようと思います。