tomitomitomiyanのブログ

中国と関わっていたこともあり、日本と中国の文化(習慣、コトバ‥など)を中心に好きなコト、気になるコトを話していければと思ってます。

『観音』さまこと『観音菩薩』~名前と住処~

仏像の中でも、メジャー中のメジャー『観音菩薩』を紹介します。

『観音』さまです。

 

『〇〇観音』という『観音』さまはたくさんいます。

「地名」+『観音』は多いと思います。

すぐそばまで来てくれて助けてくれることから、

多くの人に受け入れられ、各地で馴染でいったのだと思います。

 

「どこでも馴染んで、ヒトのココロに溶け込んでいく」

 

このチカラ欲しいです(笑)

 

でも、それは『観音』さまが、ヒトに寄り添って親身になってくれることからこそ、多くのヒトが信頼を寄せ救いを求めてしまうのでしょうね。

 

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『観音』さまは、『観世音菩薩』、『観自在菩薩』とも言われ、『補陀落』という世界に住んでいます。

 

救いを求めているヒトのモトへ訪れてくれる、つまり、

「call on」((ヒト)を訪問する) の音を観て、『観音』と名付けられました……

失礼しました。そんなことはありませんね。(爆)

 

「観」=聞く

「世」=世の中の人々

「音」=声

⇒「世の中の人々の声を聞く」

 ⇒「人々の苦しみや悲しみ、さらには願いをよく聞いてかなえてくれる」

慈悲の仏像です。

ここから『観世音菩薩』と言われています。

 

そして「観自在」、どこかで聞いたことがありますねぇ……

そーです、『般若心経』です。

「観自在菩薩行深般若波羅蜜多時……」

 http://blog.hatena.ne.jp/tomitomitomiyan/tomitomitomiyan.hatenablog.com/edit?entry=8454420450105734597 ⇒ 「般若心経」

 

観音菩薩』の功徳について説かれているお経なので、最初に『観自在菩薩』が登場します。

 

 

『補陀落』についてですが、『腐堕落』ではないのでお気を付けくださいませ。(爆)

 

~♪ 腐ったこの社会で 堕落したオレは

    絶望と孤独の中 魂の雄叫びをあげる

    Call on Call on 自在に時代を 

    Call on Call on 自由に羽ばたけ

    灰色に滲んだ……

 

「B's」(ボサツーズの略)(←のネーミングがあまりにもダサイので略しているみたいです)っていう2人組が、『補陀落』っていうトコロで結成されて、『腐堕落』っていう歌を熱く歌っていました。

 

なんだこれ?(こんな歌詞はありません)

すみません、大変失礼しました。。。

 

 

輪廻転生している(と言われる)チベットの法王ダライ・ラマは『観音』さまの化身とも言われてます。彼が住んでいるのは「ポタラ宮」。『補陀落』を梵語では「ポタカラ」と言います。

 

『補陀落』は、南方海上の山と言われています。

インドでは、インド半島南端部の山が、

中国では浙江省舟山列島にある普陀山(ふださん)が、

日本では栃木県日光の二荒山(ふたらさん)が、

『補陀落』という説もあります。

 

この三か所のどこかに訪れる時は、『観音』さまの存在を感じてみようと思います。